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榊原精器株式会社様を訪問しました

2024年9月3日(火曜)に企業見学企画にて西尾市にある榊原精器様を見学してまいりました。

最近碧南に新しく工場を建てられたということですが、まだ設備等移管中ということで今回は西尾の工場を見せていただきました、また機会を設けて碧南の方も見せていただく予定です。

榊原精器様はアルミ系の小物の切削を主に行っている企業様です。
しかしながら切削だけでなくFSWという摩擦攪拌接合の技術を取り入れ現在技術開発を進めていたり
工業製品ではなく食べられる器の食べるんDISHを開発したりと、既存事業の分野を広げると共に全く違った分野へリーチを伸ばそうとしている意欲的な企業様です。

工場内を見学、FSWの説明、食べるんDISHの試食などをさせていただきました

榊原精器様もステアリング系の製品を作っているとのことで、弊社もステアリング系の部品を作っておりますが…榊原精器様は電動式の部品を作っておられるとのこと。
似た部分ですが弊社は油圧式の部品がメインということで、ある意味ライバル関係なのかなあと笑っていました。


工場内で驚いたのがこちらの測定室なんと6台もの測定器がズラっとならんでいます
重要保安部品を扱うこともあり、やはり品質が重要ということでこちらで厳しく検査をしています。
空調も一定の温度、湿度を保っており年間にするとかなりの電気代がかかるとの話ですが、それよりも品質の向上が第一ということで非常に素晴らしい心がけだと思いました。

そして現在取り組んでいるFSWこと摩擦攪拌接合のサンプルがこちら

溶接や圧接とも違う新しい手法で「摩擦熱で軟化させた材料を攪拌して接合する技術」というもの
ワークの変形がなく、ガスや煙などが発生せず、かつ異種材を接合することが可能ということです。

接合部も仕上げを行えば滑らかで継ぎ目もわからず綺麗です。
まだまだ研究開発中ということで途上な技術ではありますが、こういったものをいち早く取り入れ開発していくというのは途方もない作業になるので、頭の垂れる思いであります。

ところ変わりまして
食べるんDISHの試食をさせていただきました。

こちらは今開発中の新しいタイプのもの、手のひらサイズのちょっとしたものをいれるのにちょうどいいです。

そしてこちらが試食のために用意していただいたもの

果物などなど乗っておりました、なんだか気を使っていただいてすみません。
そして食べるんDISHのお味は…!美味しかったです。ちょっと硬めの最中というかえびせんみたいな食感で、味はこちらもおせんべいっぽさが強く出ています。紫いも味はうっすらある感じでした。

こちらもまだまだ発展途上や名前を売る段階ということでこれからどんどん力を入れていきたいとの話を伺いました。
フェスなんかでこういう最後まできれいにいただける器があると個人的には非常にうれしいな~と思いました。

新しい技術、新しい製品に取り組む姿勢は弊社もかなり見習う点が多いと思いました。
お忙しいところ色々なお話聞かせていただきありがとうございました。

榊原精器様のHPはこちら
https://www.sakakibaraseiki.com/

食べるんDISHのサイトはこちら
https://www.sakakibaraseiki.com/dish/index.php